食物繊維の種類

発酵おだやか

ペクチンを含む食べ物(りんご・柑橘・根菜 ほか)

りんごや柑橘、根菜に多いペクチンは、発酵が比較的おだやかで、ガスが気になりにくいタイプです。身近な果物・野菜でとれます。

まず言うと

ペクチンは、りんご・柑橘・根菜など身近な食材でとれる、比較的おだやかな発酵性食物繊維です。

これは何?

りんご・柑橘(白いワタ・薄皮)・にんじん・大根・かぶ・オクラ・モロヘイヤなど、果物や野菜に多い水溶性の食物繊維です。

こんな食べ物に含まれます

代表的な食材:りんご・柑橘(白いワタ・薄皮)・にんじん・大根・かぶ・オクラ・モロヘイヤ

  • かき 干しがき

    干しがき。可溶性1.3g/100g(総14.0g)。乾燥で濃縮され量を摂りやすい。

    食物繊維 約4.2g1個 約30g
  • いちじく 乾

    いちじくはペクチン(可溶性)を含むが不溶性繊維が多い混在型。乾燥で繊維が濃縮され、100gあたり総10.7g(可溶3.4/不溶7.3)と多い。腸内細菌のエサになり得る選択肢のひとつ。

    食物繊維 約3.2g2個 約30g
  • りんご 皮つき 生

    りんご。皮・果肉・加熱で摂りやすい。最も実用的。

    食物繊維 約2.9g皮つきりんご 150g
  • あんず 乾

    あんず(乾)は可溶性食物繊維4.3g/100gと比較的多く、ジャムにも使われるペクチン源。ペクチンは発酵がおだやかでガスは少なめ。乾燥品は少量でも摂りやすい。

    食物繊維 約2.9g3個 約30g
  • (にんじん類) にんじん 根 皮つき ゆで

    にんじん。加熱で継続しやすい。

    食物繊維 約2.4g煮物・汁物 約80g(ゆで)
  • ラズベリー 生

    ラズベリー。可溶性0.7g/100g(総4.7g)。ベリー類はペクチンを含み、種による不溶性繊維も多い混在型。

    食物繊維 約2.4gひとつかみ 約50g
  • オクラ 果実 ゆで

    オクラ。ペクチン+粘質多糖の混在。純ペクチン型でない。

    食物繊維 約2.2g5本 約40g(ゆで)
  • キウイフルーツ 緑肉種 生

    キウイの可溶性繊維はペクチンが主体。1個で果物として繊維を足しやすい。緑肉種は少量なら低FODMAP寄り。

    食物繊維 約2.2g1個 約85g
  • モロヘイヤ 茎葉 ゆで

    モロヘイヤ。ペクチン+粘質多糖の混在。純ペクチン型でない。

    食物繊維 約1.8gおひたし 約50g(ゆで)
  • (すもも類) プルーン 乾

    すもも類の乾果。可溶性繊維3.4g/100g(総繊維7.1g)で、乾燥により濃縮され量を摂りやすい。ペクチンを含む水溶性繊維源。

    食物繊維 約1.7g3粒 約24g
  • ブルーベリー 生

    ブルーベリー。可溶性0.5g/100g(総3.3g)。ペクチンを含むが不溶性が主体の混在型。

    食物繊維 約1.7gひとつかみ 約50g
  • (かんきつ類) いよかん 砂じょう 生

    いよかん。柑橘のペクチン源。可溶性0.5g/100g(果肉のみ)。薄皮・白いワタを食べると量が増える。

    食物繊維 約1.3g1個 約120g
  • (もも類) もも 白肉種 生

    もも(白肉種)。可溶性0.6g/100g(総1.3g)で、可溶性の割合が高い。ジャムになるペクチン源。

    食物繊維 約1.1g1/2個 約85g
  • (だいこん類) だいこん 根 皮なし ゆで

    大根。水溶性繊維源。

    食物繊維 約1g小鉢 約60g(目安)
  • かぶ 根 皮なし ゆで

    かぶ。水溶性繊維源。

    食物繊維 約1g小鉢 約60g(目安)
  • (かんきつ類) うんしゅうみかん じょうのう 早生 生

    柑橘。白いワタ・薄皮に多く、可食部位で量が変わる。

    食物繊維 約0.6g1個 80g
  • ぶどう 干しぶどう

    干しぶどう。可溶性1.2g/100g(総4.1g)。乾燥で濃縮され少量でも摂りやすい。

    食物繊維 約0.6g大さじ1 約15g

食物繊維量は日本食品標準成分表(八訂)ベースの総量の目安です。分量は代表的な一食分の例です。

食べた量で確かめる

りんごやにんじんなど、今日食べた食品と量を入れると、食物繊維の合計を計算して記録できます。

今日の食物繊維量を計算する

今のところ分かってきていること

腸内で発酵して短鎖脂肪酸の材料になり得ると考えられています。

最初に分解するのは、ビフィズス菌ではなくBacteroidesやPrevotellaなどの菌だと考えられています。

研究が進んでいること

ペクチンの構造(メトキシ基の多少・分子量など)によって発酵の仕方が変わります。プロピオン酸寄りになりやすいと考えられています。

まだ言い切れないこと

「ペクチンで酪酸が増える」は構造次第で、増えにくい構造もあります。

「ペクチンで不安が改善する・抗炎症」は、小規模の研究どまりで断定できません。

「ペクチン=ビフィズス菌」ではありません(主役は別の菌です)。

食卓でとるなら

  • りんごは皮ごと、柑橘は白いワタ・薄皮も。にんじん・大根・オクラなど身近な野菜でとれます。
  • 発酵は比較的おだやかで、ガスが気になりにくいタイプです。

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この記事は特定の食品が病気を治すことを示すものではありません。効果には個人差があり、体調に合わせて量を調整してください。表現方針は情報の根拠と表現方針をご覧ください。