食物繊維の種類

発酵ふつう

レジスタントスターチを含む食べ物と、冷やご飯の話

「ごはんを冷ますと食物繊維みたいに働く」で知られるレジスタントスターチ。調理と温度で量が動く、ちょっと変わったタイプです。

まず言うと

レジスタントスターチは、冷やご飯・冷やしいも・豆などでとれます。ただし冷やご飯だけで大量にとれるわけではなく、組み合わせが現実的です。

これは何?

小腸で消化されにくく、大腸まで届くでんぷんです。冷やご飯・冷やしいも・豆・オートミールなどに含まれます。

食材が固定というより、調理・温度の状態で量が変わるのが特徴です。

こんな食べ物に含まれます

代表的な食材:冷やご飯・冷やしいも・豆・オートミール

レジスタントスターチは調理・温度で量が変わります。下の食品は「冷やす・冷ます」ことで増えやすい代表例です。

  • いんげんまめ 全粒 ゆで

    豆類。RS含むが混在。RS強化の組合せ食材。

    食物繊維 約5.4g煮豆 小鉢 約40g(ゆで)
  • あずき 全粒 ゆで

    豆類。RS含むが混在。RS強化の組合せ食材。

    食物繊維 約4.8gゆで40g
  • <いも類> (さつまいも類) さつまいも 塊根 皮つき 蒸し

    皮つき蒸しさつまいも。冷やしいもとしてRS系の代表範囲。ページでは量と注意に留める。

    食物繊維 約3.8g蒸しさつまいも 100g
  • レンズまめ 全粒 ゆで

    レンズまめ(ゆで)は豆類でレジスタントスターチを含み得る選択肢。含有量は不溶性繊維など他成分と混在し、量的裏取りは要確認。冷やすと増えやすい。

    食物繊維 約3.8gスープ1杯分 約40g(ゆで)
  • ひよこまめ 全粒 ゆで

    ひよこまめ(ゆで)。豆類はRSを含むが不溶性繊維と混在。冷やすとRSが増えやすく、RS強化の組合せ食材として現実的。単品より他の発酵性繊維との組合せが向く。

    食物繊維 約3.5gゆで30g
  • だいず [全粒・全粒製品] 全粒 黄大豆 国産 ゆで

    豆類。RS含むが混在。RS強化の組合せ食材。

    食物繊維 約3.3gゆで大豆 50g
  • えんばく オートミール

    オートミール。βグルカン型と重複し、RSも含む。

    食物繊維 約2.8g1食 約30g
  • こめ [水稲めし] 玄米

    玄米ごはん。炊きたてより冷ますとRSが増える状態依存。白米には定量値があるが、玄米固有のRS値は出典(§7)になく現時点では推論である。個人差がある。

    食物繊維 約2.1g茶碗1杯 約150g
  • <いも類> じゃがいも 塊茎 皮なし 水煮

    冷やしたじゃがいも。冷却でRS増。白米と同じ状態依存。

    食物繊維 約1.6g1個 100g
  • 白米ごはん

    白米は状態で2.5倍動く。炊きたて0.64→冷まし1.30→冷蔵後再加熱1.65g/100g。

    食物繊維 約0.5g茶碗1杯 約150g

食物繊維量は日本食品標準成分表(八訂)ベースの総量の目安です。分量は代表的な一食分の例で、実際の量で計算機に入れると記録できます。

今のところ分かってきていること

白米は状態で量が大きく動きます。炊きたて約0.64gに対し、冷ましたもので約1.30g、冷蔵後に再加熱したもので約1.65g(いずれも100gあたり)と、およそ2.5倍の幅があると報告されています。

研究が進んでいること

発酵して短鎖脂肪酸の材料になり得ると考えられています。

まだ言い切れないこと

「冷やご飯で何十gもとれる」わけではありません。茶碗1杯150gで約2〜2.5g、炊きたてとの差は+1〜1.5g程度です。

食卓でとるなら

  • ごはんを一度冷ます、冷やしいも、豆やオートミールを組み合わせるなど。単品より、いくつかを合わせるのが現実的です。

気をつけたいこと

  • 常温放置NG(セレウス菌)。小分けで速やかに冷蔵

関連して読む

この記事は特定の食品が病気を治すことを示すものではありません。効果には個人差があり、体調に合わせて量を調整してください。表現方針は情報の根拠と表現方針をご覧ください。