食物繊維の種類
発酵ふつう海藻多糖を含む食べ物(わかめ・昆布・もずく・海苔)
わかめ・昆布・もずく・海苔。日本の食卓になじんだ海藻は、実は日本人にとって特別な「菌のエサ」かもしれません。ただしヨウ素などの注意も必要です。
まず言うと
海藻多糖は、日本人にとってなじみ深い発酵性食物繊維です。少量をいろいろな海藻で、毎日に散らすのが現実的です。
これは何?
褐藻(昆布・わかめ・めかぶ・もずく)や海苔(紅藻)に含まれる、海藻ならではの多糖類です。
こんな食べ物に含まれます
代表的な食材:褐藻(昆布/ワカメ/めかぶ/モズク)・海苔(紅藻)
- ひじき ほしひじき ステンレス釜 乾
褐藻。アルギン酸系多糖で酢酸・プロピオン酸寄りの発酵に関与し得る。乾は繊維が濃縮され、水戻しで大きく下がる。煮物として日常的だが少量継続向き。
食物繊維 約4.1g乾8g(戻して小鉢1つ) - (こんぶ類) まこんぶ 素干し 乾
褐藻。アルギン酸・フコイダン・ラミナラン。酢酸・プロピオン酸寄り。
食物繊維 約1.4gだし・刻み 乾5g - わかめ めかぶわかめ 生
褐藻。アルギン酸・フコイダン・ラミナラン。酢酸・プロピオン酸寄り。
食物繊維 約1.4gめかぶ 40g - (もずく類) おきなわもずく 塩蔵 塩抜き
褐藻。アルギン酸・フコイダン・ラミナラン。酢酸・プロピオン酸寄り。
食物繊維 約1.4gもずく 70g - あまのり 焼きのり
海苔(紅藻)。ポルフィラン。日本人適応の文脈が最強。
食物繊維 約1.1g1枚 3g - わかめ カットわかめ 乾
褐藻。アルギン酸・フコイダン・ラミナラン。酢酸・プロピオン酸寄り。
食物繊維 約0.7g味噌汁1杯分 乾2g - あおのり 素干し
アオノリ。ウルバン。ヒト研究まだ弱い。
食物繊維 約0.7g大さじ1 約2g - あおさ 素干し
アオサ。ウルバン。ヒト研究まだ弱い。
食物繊維 約0.6g味噌汁に散らす 乾2g - てんぐさ 寒天
寒天/テングサ。アガロース。協同分解・個人差大。
食物繊維 約0.2g小鉢 約10g(目安)
食物繊維量は日本食品標準成分表(八訂)ベースの総量の目安です。分量は代表的な一食分の例で、実際の量で計算機に入れると記録できます。
今のところ分かってきていること
日本人・東アジアの人は、海藻の多糖を分解する腸内細菌の酵素を高い割合(およそ9割)で持つことが知られています。
褐藻の多糖が腸内で発酵し、短鎖脂肪酸(特に酢酸・プロピオン酸)の材料になり得ると考えられています。
研究が進んでいること
発酵の程度には個人差が大きいことが分かってきています。
まだ言い切れないこと
「海藻で酪酸が増える」「海藻で健康になる」は、ヒトで確かめられたとまでは言えません。
食卓でとるなら
- 味噌汁のわかめ、酢の物のもずく、めかぶ、海苔など、少量をいろいろ、毎日に散らします。
気をつけたいこと
- ヨウ素・重金属(ヒ素/水銀/カドミウム/鉛)。昆布大量・ひじき頻回大量・海藻サプリ常用は注意
- 海藻はヨウ素のとりすぎに注意。昆布の毎日大量・ひじきの頻回大量・海藻サプリの常用は避け、少量を継続してください。甲状腺の治療中の人は医療者に相談を。
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この記事は特定の食品が病気を治すことを示すものではありません。効果には個人差があり、体調に合わせて量を調整してください。表現方針は情報の根拠と表現方針をご覧ください。