オリゴ糖

オリゴ糖は食物繊維ではない。でも「菌のエサ」としては近い仲間

腸活をしていると「オリゴ糖がいい」とよく聞きます。ただ、オリゴ糖は食物繊維ではなく、小さな糖の仲間です。それでも「菌のエサ」という点では、食物繊維と近い働きをします。

まずの答え

オリゴ糖は「糖」ですが、多くは小腸で吸収されずに大腸まで届き、ビフィズス菌などのエサになりやすいと考えられています。このサイトの主役はあくまで食物繊維で、オリゴ糖はその隣にある選択肢の一つ。玉ねぎ・ごぼう・バナナ・大豆など、普段の食材からも自然にとれます。

食卓メモ

食卓で言うと

  • 玉ねぎ・ごぼう・ねぎ(フルクトオリゴ糖)。
  • 大豆・豆腐・納豆(大豆オリゴ糖)。
  • バナナを朝のヨーグルトに少し。

食卓で見えてきたこと

オリゴ糖は、ブドウ糖や果糖などの小さな糖がいくつかつながったものの総称です。多くは小腸で消化・吸収されにくく、大腸まで届いて腸内細菌のエサになります。

いくつか種類があり、フルクトオリゴ糖(FOS:玉ねぎ・ごぼう・バナナなど)、ガラクトオリゴ糖(GOS:豆・母乳など)、大豆オリゴ糖(大豆)などが知られています。

ビフィズス菌を増やしやすいことが、プレバイオティクス(菌のエサ)として比較的くり返し確かめられています。

フルクトオリゴ糖は、このサイトで扱う「イヌリン/フルクタン」と重なる部分が多く、含まれる食材もほぼ同じです。

数字で支える

  • オリゴ糖は「食物繊維」ではなく、糖の仲間です
  • でも菌のエサ(プレバイオティクス)にはなりやすい
  • フルクトオリゴ糖は、イヌリンと同じ食材に多く重なります
  • とりすぎるとお腹がゆるくなることがあります

今日の小ネタ

玉ねぎ・ごぼう・バナナ・大豆。「オリゴ糖の食べ物」は、実はイヌリンの食べ物とほとんど同じ顔ぶれです。特別な甘味料を買わなくても、普段の食材から自然にとれています。

勘違いメモ

「オリゴ糖=食物繊維」ではありません。オリゴ糖は糖の仲間で、食物繊維とは別物です。ただ「菌のエサになる」という役割が近いだけで、同じものとして扱わないようにします。

言い切れないこと

「オリゴ糖をとれば必ず腸内環境が良くなる・痩せる」とは言えません。反応には個人差があり、効果を保証するものではありません。

甘味料として売られるオリゴ糖は、商品によって本当のオリゴ糖の量がさまざまで、砂糖などと混ざっているものもあります。表示の確認が必要です。

フルクトオリゴ糖はFODMAPの「O(オリゴ糖)」にあたり、お腹が敏感な人では張り・ガスの原因になることがあります。

今日の食卓に落とすなら

  • まずは食材から。玉ねぎ・ごぼう・ねぎ・大豆・バナナなど、普段の食べ物から自然にとれます。
  • フルクトオリゴ糖はイヌリンと同じ食材に多いので、「イヌリンの食べ物」ページの食材リストがそのまま参考になります。
  • 甘味料のオリゴ糖を使うなら少量から。砂糖の完全な代わりとして無制限に使うものではありません。

計算機で試す

記事で紹介した食品を実際の食事量に合わせて入力し、今日の食物繊維量と不足分を確認できます。

今日の食物繊維を計算する

無理なく続けるために

  • 一度に大量にとると、お腹がゆるくなったり張ったりすることがあります。少量から試してください。
  • お腹が敏感な人(IBS:過敏性腸症候群の傾向がある人)や、FODMAPで張りやすい人は特に慎重に。合わなければ量を戻してください。
  • 甘味料のオリゴ糖も、カロリーや糖質はゼロではありません。商品の表示に目を向けてください。
  • 1歳未満の乳児にはちみつを与えないでください(乳児ボツリヌス症の危険があります)。

今日の一手

次にヨーグルトを食べる日に、バナナや大豆製品を少し合わせてみる。甘味料に頼らず、食材からオリゴ糖を足す入口です。

もっと知る開く

この記事の先にある話を、食物繊維の計算や食卓の見直しにつなげて読めます。

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