お腹が敏感な人(IBS・FODMAP)
お腹が敏感な人は、腸活を頑張りすぎない
腸活を始めると、食物繊維を増やしたくなります。でも、お腹が敏感な人にとっては、話が少し違います。ごぼう、豆類、玉ねぎ、小麦、発酵食品。腸活でよく出てくる食品でも、人によってはお腹が張ったり、ガスが気になったりすることがあります。
先に、答えを
IBSやFODMAPが気になる場合、このページは診断・治療・個別指導ではありません。Fiber Trackerでは、「もっと食べよう」ではなく「合う形を探す」という向きで考えます。食物繊維は少量から試し、合わない食品を無理に続けない。症状が強い・続く場合は、医療者や管理栄養士に相談してください。
食卓メモ
食卓で言うと
- 豆類やおからは、まず少量から。
- きのこや根菜も、張りやすい人は控えめに試す。
- 新しい食品を一度に複数足さず、体調が悪い日は増やさない。
- 合わないと感じた食品を、腸活のために無理に続けない。
わかってきたこと
FODMAPは、発酵しやすい一部の糖質をまとめて説明する言葉です。
IBSなどがある人では、FODMAPを多く含む食品が、腹部膨満感、ガス、腹痛などに関係する場合があります。
低FODMAP食はIBS症状の管理に使われることがありますが、除去と再導入を含む専門的な進め方が必要です。
腸活でよく紹介される食品でも、人によっては張りやガスが気になる場合があります。
消化器専門医の江田証先生は著書『腸内細菌の逆襲』で、小腸で細菌が増えすぎる状態(SIBO・小腸内細菌増殖症)では、発酵しやすい糖質や食物繊維を細菌がエサにして小腸で大量のガスを出し、張り・ガス・下痢や便秘につながることがあると説明しています。お腹が張りやすい人は、食物繊維を『多いほど良い』と一律に増やさない方がよい場合があります。
ひと目でくらべる
FODMAP 早見表(お腹が張りやすい人向け)
FODMAP(発酵しやすい糖質)が多い食品と、置き換えやすい食品の例です。合う・合わないは量や体調、個人差が大きいので、あくまで出発点として使ってください。
| グループ | 発酵しやすい(多い)例 | 置き換えやすい(少ない)例 |
|---|---|---|
| 主食 | 小麦(パン・パスタ) | 米(ごはん)、十割そば、オートミール(少量) |
| 野菜 | 玉ねぎ、にんにく | にんじん、ほうれん草、なす、じゃがいも |
| 豆・大豆 | 煮豆・大豆、あん | 木綿豆腐(少量) |
| 果物 | りんご、すいか、なし | バナナ(熟れすぎない)、キウイ、みかん(少量) |
| 乳製品 | 牛乳、ヨーグルト(乳糖) | 乳糖を減らした牛乳、少量のチーズ |
| 甘味 | はちみつ、果糖、甘味料(ソルビトールなど) | 少量の砂糖・メープルシロップ |
注意書き
量が増えれば、少ない側の食品でも症状が出ることがあります。これは診断ではありません。低FODMAP食を本格的に試す場合は、自己流で長く続けず、医療者や管理栄養士に相談してください。
出典: 分類の考え方は Monash 大学 FODMAP の情報を参考にしています
数字の支え
数字で見ると
FODMAPは、発酵性の糖質群として説明されます。一部の人ではお腹の張りやガスと関係する可能性がありますが、食品を善悪で分けるための言葉ではありません。
よくある勘違い
「腸活に良い食品なら、誰にでも合う」とは限りません。お腹が敏感な人は、量や種類を調整する目が必要です。
言い切れないこと
FODMAPを含む食品がすべて悪いわけではありません。量、組み合わせ、体調、食べる頻度によって反応は変わります。
どの食品が合うかを、一般的なリストだけで決めることはできません。
自己判断だけで長く制限を続けると、食事の幅が狭くなる場合があります。
管理人メモ
自分も食物繊維を増やしたあと、おならやお腹の張りが気になった時期がありました。
そこで、量を戻したり、増やし方をゆっくりにしたほうが現実的だと感じました。腸活を頑張るより、体調に合わせて調整するほうが続けやすいです。
今日の食卓でやるなら
- 食物繊維を増やすときは、1品ずつ少量から試す。
- おから、豆類、根菜、きのこなどで張りやすい場合は量を控えめにする。
- 体調が悪い日に新しい食品を増やさない。
- 何をどれくらい食べたか、症状と一緒に簡単に記録する。
- 低FODMAP食が気になる場合は、自己流で極端に続けず、医療者や管理栄養士に相談する。
この記事に合う候補
無理なく続けるために
- このページはIBSの診断や治療方針を示すものではありません。
- 低FODMAP食を始める場合は、専門家のサポートを受けることが望ましいです。
- 制限を広げすぎると、食事の選択肢や栄養バランスが狭くなる場合があります。
- 強い腹痛、長引く症状、血便、発熱、体重減少などがある場合は、食事だけで判断せず医療機関に相談してください。
今日の一手
お腹が張りやすい人は、食物繊維を増やす前に「少量で試す」「合わなければ戻す」を前提にする。
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