Slow Ramp-Up
食物繊維をゆっくり増やす手順
食物繊維を増やそうと決めた日ほど、一気に足したくなります。もち麦も納豆もごぼうも、今日から全部。私もそうでした。そして、お腹の張りで続きませんでした。結局うまくいったのは、いちばん遠回りに見える「ゆっくり増やす」だったのです。
個別監修:未実施
先に、答えを
食物繊維は、目標量まで一気に増やすより、順番を決めてゆっくり増やすほうが続きやすい——少なくとも私は、そうでした。手順は4つ。いま何gとれているかを知る。1品を半量から足す。数日そのまま様子を見る。問題なければ次の一品へ、張ったら一段階だけ戻す。速さより、戻れること。ここを大事にします。
食卓メモ
食卓で言うと
- 最初の一品は、いつもの半量から。納豆なら半パック、わかめならひとつまみ。
- 主食で足すなら、もち麦は少なめの配合から。
- 玉ねぎ、ごぼう、豆類など、張りが気になりやすいものは、慣れてから後半に回す。
- 新しい食品を足した日は、ほかの新しい食品を足さない。
わかってきたこと
食物繊維を急に増やすと、お腹の張りやガスが気になる人がいます。
食物繊維の一部は、腸内細菌に発酵されて使われます。その過程でガスが出ること自体は、異常とは限りません。
発酵されやすさは食品で差があります。玉ねぎやごぼうに多いイヌリンのように、張りを感じやすいとされるタイプもあります。
低FODMAP食の分野でも、食品を一度に変えず、段階的に確かめる進め方が基本とされています。
数字の支え
数字で見ると
「1日プラス2g」くらいの小さな単位で考えると、半量スタートとよく合います。数字は目安。優先するのは、その日のお腹です。
よくある勘違い
「張ったら中止」と考えなくて大丈夫です。「一段階戻す」で足りる場合があります。ゼロに戻すと、また最初からやり直し。それまで積み重ねた数日が、もったいないのです。
言い切れないこと
「1日何gずつ、何日ごとに増やすのが最適か」という確立されたルールはありません。数日単位というのは、実践のための目安です。
どの食品で張るかは個人差が大きく、一般的なリストだけでは決められません。
同じ食品でも、量や調理法、その日の体調で反応が変わる場合があります。
管理人メモ
自分は最初、目標との差を早く埋めようとして、複数の食品を同時に足しました。結果はお腹の張りで、一度やめてしまいました。
立て直せたのは、足すのを1品に絞って、数日単位で様子を見るようにしてから。ペースを落としたら、結果的に続きました。遠回りのほうが速かった、ということのようです。
今日の食卓でやるなら
- 手順1: まず2〜3日、いまの食事を計算機に記録して、自分が1日に何gとれているかを知る。前日コピーを使うと続けやすいです。
- 手順2: 足す食品を1つ決めて、いつもの半量から始める。張りやすい人は、候補提案の「敏感モード」を目安にする。
- 手順3: 増やしたら数日〜1週間はその量のまま、お腹メモで張り・ガス・便通を一緒に記録する。
- 手順4: 問題なければ次の一品を足す。張りが気になったら、やめずに一段階だけ(半量→さらに半分、または前の段階へ)戻す。
- 水分も一緒にとる。とくに不溶性食物繊維を増やすときは意識する。
- 体調が悪い日や、生活リズムが乱れる日(旅行・飲酒・夜勤)は、新しい食品を足さない。
この記事に合う候補
無理なく続けるために
- 強い腹痛、長引く下痢や便秘、血便、発熱、体重減少などがある場合は、食事だけで判断せず医療機関に相談してください。
- IBSなどで治療中・食事指導を受けている人は、自己判断で増やさず、医療者や管理栄養士に相談してください。
- 張るからといって極端な除去を長く続けると、食事の幅が狭くなる場合があります。
今日の一手
今日は増やさなくて大丈夫。まず今の食事を記録して、自分が1日に何gとれているかを知る。増やすのは、それから。
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