Senior Gut Care

高齢の家族と腸活|少食・水分・便秘と食物繊維

高齢の家族の腸活は、若い世代とは事情が違います。食が細くなり、水分も減りがちで、薬の影響で便秘になりやすいこともあります。食物繊維は、無理なく食べられる形で足していきます。

個別監修:未実施

まず言うと

高齢の方は、少食で食物繊維が不足しやすく、水分も減りがちです。かたい食品を増やすより、やわらかく食べやすい形(もち麦がゆ、よく煮た根菜、めかぶ、納豆、バナナなど)で少しずつ足し、水分と一緒にとるのが現実的です。便秘が薬の影響のこともあるため、気になるときは医療者に相談します。

今のところ分かっていること

加齢で食事量が減ると、食物繊維も不足しやすくなります。

水分をとる量が減ると、便が硬くなりやすくなります。

一部の薬(鎮痛薬・一部の胃腸薬など)は便秘の原因になることがあります。

やわらかく調理した根菜・海藻・大豆食品・果物は、食べやすい食物繊維源になります。

目安

  • 少食だと食物繊維も不足しがちです
  • 水分と一緒に、やわらかい形で足します
  • 薬による便秘のこともあり、自己判断しません

よくある勘違い

食物繊維を増やせば便秘が必ず良くなるとは限りません。水分不足やかたい食品の増やしすぎは、かえって出しにくくなることもあります。

まだ言い切れないこと

便秘や食欲の低下の原因は、食事だけとは限りません。

嚥下(飲み込み)の状態には個人差があり、適した形態は人によります。

食卓でやるなら

  • もち麦がゆ、よく煮た根菜、めかぶ、納豆、やわらかい果物など、食べやすい形で少量ずつ足す。
  • 食事や間食のたびに、水分も一緒にとる。
  • 一度に多くではなく、毎食に少しずつ分けて足す。
  • 便秘が続く・薬を飲んでいる場合は、食事の工夫だけで判断せず医療者に相談する。

計算機で試す

記事で紹介した食品を実際の食事量に合わせて入力し、今日の食物繊維量と不足分を確認できます。

食べやすい候補を計算する

この記事に合う候補

お腹が敏感な人(IBS:過敏性腸症候群の傾向がある人)や、ガス・お腹の張りが気になる人は、食物繊維を急に増やさず少量から試します。 豆類・おから・大量のきのこは、体調に合わせて控えめにしてください。言葉の意味を見る

  • ご飯に焼きのりを足す

    1枚 3g

    1.1g

    総量
    1.1g
    水溶性
    不明
    不溶性
    不明

    主食に合わせやすく、海藻を少量取り入れる選択肢になります。

    発酵はふつう
    • 海藻
  • 味噌汁にカットわかめを足す

    味噌汁1杯分 乾2g

    0.8g

    総量
    0.8g
    水溶性
    不明
    不溶性
    不明

    味噌汁に少量足しやすい海藻の候補です。

    発酵はふつう
    • 海藻
    • ヨウ素注意

    海藻は少量を継続する食品として扱い、昆布などのとりすぎには注意します。

気をつけたいこと

  • 飲み込みにくさ(嚥下障害)がある場合は、食品の形態を医療者・管理栄養士に相談してください。かたい海藻や粒の残る食品は誤嚥に注意します。
  • 便秘が長く続く、急な便通変化、体重減少、血便などがある場合は医療機関に相談してください。
  • 持病や服薬がある場合は、食事の大きな変更を自己判断で行わないでください。

シリーズ

家族のための腸活

自分のためだけでなく、同じ食卓を囲む家族のための腸活。まず総論、それから家族それぞれの入り口へ。

  1. 1子ども・家族で楽しむ腸活|無理なく続ける習慣づくり
  2. 2「腸活しよう」と言えないあなたへ|家族を変えず、食卓を変える
  3. 3腸活をすすめると、なぜ嫌がられるのか
  4. 4女性の腸活は、まず食物繊維を見える化するところから
  5. 5男性の腸活は、まず食物繊維の薄さに気づくところから
  6. 650代からの腸活は、食物繊維を見える化するところから
  7. 7高齢の家族と腸活|少食・水分・便秘と食物繊維いま読んでいる記事

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